骨肉腫

下肢骨に悪性の腫瘍ができてしまう骨肉腫。20代未満の若い世代に起こる、非常に珍しいがんです。

約半数以上の方が完治、または寛かいすると言われ、比較的治りやすいがんですが、肺や肝臓など遠隔転移も起こしやすいとされています。

骨肉腫について、基本情報や転移の特徴をまとめて解説しましょう。

骨肉腫の基礎知識と転移の特徴

悪性リンパ腫や多発性骨髄腫などの骨にできるがんのうち、約半数が骨肉腫です。

患者の約7割が20代以下と言われ、10代後半などの若い世代が注意しなければならない、特殊ながんです。女性よりも男性の患者が多く、すねや太ももなど膝周辺の骨にできるものが約6割を占めます。

初期の段階では、運動中などにかすかに痛む程度の軽い症状しかないそうですが、腫瘍の成長がとても速く、2週間から1ヶ月程度で倍くらいの大きさになってしまうことも。進行すると、腫れあがって熱を持ったような感じがあり、レントゲンの画像ですぐに診断することができます。

以前は、手足を切断しなければならない病気、というイメージがありました。しかし、現在では、抗がん剤でがん細胞を殺すことができるようになってきているので、患部を切断しなくとも十分に治療効果が得られるようになっています。

ただし、骨肉腫は進行とともに転移するケースが多いのも特徴。転移先としては、肺、骨、肝臓、リンパ節などがあります。

骨肉腫瘍が転移しやすい臓器とその症状、治療法について

骨肉腫は治療の進歩と共に、四肢を切断しなくとも完治するケースが多くなっており、不治の病ではなくなってきています。

ただし、病気の進行が早く、発見時にほかの臓器へ転移が起きていた場合などは、治療が難しくなってしまうことも。発症からしばらくは、他の臓器への転移を予防するための治療を並行して行います。転移する場合は発症から2年以内に起きると言われ、5年以上経過すると転移も少なくなります。

転移先は、肺が最も多く、肝臓やリンパ節、ほかの骨などにも転移することがあるそうです。

肺転移

骨肉腫そのものは、それほど治りにくい病気ではなくなってきていますが、肺へ転移を起こすことで治療が難しくなります。骨肉腫による死亡例のほとんどは、肺転移によるものであると言われています。骨肉腫からの転移は、発症してからほぼ2年~5年以内に起こるとされていますので、その期間内は転移に十分注意して治療を行います。

肺に転移した場合は、1週間以上長く続く咳や血痰などが出たり、呼吸が苦しくなったり、といった症状があります。

肺転移の主な治療法

骨肉腫には、抗がん剤治療での化学療法を行うのが一般的です。
骨肉腫の抗がん剤治療中に肺転移があれば、抗がん剤の種類を変更することで対応します。

また、肺転移が早期発見された場合にも、抗がん剤治療を行っていきます。その後、可能であれば骨肉腫が出来た骨と肺の転移の切除を行い、再び抗がん剤治療に移行します。
複数のがんが肺に転移していて切除不能の場合は、抗がん剤治療だけで治療していきます。

肺転移の治療後に再発した場合は、抗がん剤治療で経過を見て肺の切除を行う方法と、肺を切除してから抗がん剤治療を行う方法、2通りの治療法で肺転移の改善を図ります。

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