転移しやすいがん

椅子と花がんと聞くと、転移や再発が起こりやすいとイメージしがちですが、すべてのがんが必ず転移するとは限らないようです。

種類によって、転移の可能性が高いがんと、めったに転移を起こさないがんがあるので、転移を起こしやすいと言われているがんの転移先や、再発を起こしやすいがんについて特徴をまとめてみました。

“転移しやすいがん”と“しにくいがん”がある⁉

腫瘍が最初に発生した場所によって、がん細胞の性質が異なり、転移が起こる可能性が高いがんと、転移しにくいと言われるがんに分類されるそうです。進行が早くて悪性度が高い性質をもつがんは湿潤しやすく、周囲に転移する可能性も高くなります。

また、がんが発生した臓器の形状や位置などの要因によっても、転移が起こりやすくなります。例えば、大きな血管やリンパが周辺に集まっている臓器は、遠隔転移が生じやすくなるわけです。

逆に、がん細胞の性質と臓器の形状などの要因により、転移が起こりにくいがんもあります。

甲状腺がんや子宮頸がんなどを原発とするがんは、めったに転移を起こさないと言われています。

 

<転移しやすいがんとその転移先>

転移しやすいがん 転移先
肺がん 肝臓、腎臓、肝臓、脳、骨 など
胃がん 肺、肝臓、腎臓、すい臓 など
乳がん 肝臓、肺、脳、骨 など
すい臓がん 肝臓、十二指腸、胆管、腹膜 など
大腸がん 肝臓、肺、脳、骨 など
悪性黒色腫(メラノーマ) リンパ節、骨 など
 

<転移を起こしにくいがん>

  • 子宮頸がん
  • 甲状腺がん

転移しやすいがんの転移例

他の臓器や器官へ転移を生じやすいがんについて、その原因や代表的な転移先を解説しましょう。

乳がん

乳がんは、女性の乳房にある乳腺に発生するがん。腫瘍は小さくても、早期からがん細胞がこぼれ落ちて周辺に転移しやすく、脇の下のリンパ節や乳房の下の筋肉組織に転移や浸潤を起こしてしまいます。リンパや血流に乗って、肝臓や脳などに遠隔転移することもあります。

すい臓がん

すい臓がんは症状が出にくく発見されにくいがんとして知られていますが、周辺に肝臓や胃、十二指腸などの臓器が集まっていることから、転移しやすいがんとしても注意が必要です。さらに、大きな血管や神経なども多く、遠隔転移を起こしてしまう可能性も高いがんです。

胃がん

胃がんが最初に発生するのは、胃の表層にある粘膜ですが、浸潤して固有筋層まで達すると、リンパ管や血管が多く通っており、リンパの流れや血流によって転移しやすくなってしまいます。胃がんの場合、リンパ行性転移、血行性転移、腹膜転移の順に起こりやすくなります。

再発しやすいがんとは

転移と同様に、細胞の性質上、再発しやすいとされるがんもあります。

特に再発しやすいとされているのは、肝臓がんやすい臓がん、膀胱がんなど。初期治療で臓器を全摘出してしまった場合は別ですが、腫瘍細胞のみを切除したケースでかなりの確率で再発すると言われています。

特に肝臓がんは、術後3年以内で5割、5年以内では8割が再発したというデータがあります。肝臓がんの原因のひとつと言われる肝炎ウイルスは手術後も残り続けていて、これががんを引き起こすというケースが多いそうです。

がんが転移すると怖い場所について>>

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