神戸低侵襲がん医療センターのがん治療情報

神戸低侵襲がん医療センター公式HP
*画像引用元:神戸低侵襲がん医療センター公式HP
http://www.k-mcc.net/

神戸低侵襲がん医療センターは、日々刻々と変化していく日本のがん事情の環境に対応した、低侵襲医療に特化したがん専門病院です。

放射線科、放射線治療科、腫瘍内科、消化器内科、緩和ケア内科、リハビリテーション科、歯科口腔外科の7科を設置しているため、臓器別診療はもちろん、敢えて臓器にこだわらない診療体制も構築することに成功しています。

地域と連携しながら、がん医療の推進を図っているのが特徴です。患者さんには、安心と満足を与えることができる高度がん医療の提供ができるよう、心がけています。

神戸低侵襲がん医療センターの理念と患者さんへの診療方針

神戸低侵襲がん医療センターは「小さく見つけてやさしく治す」の基本理念を基に、診療を行っています。

患者1人ひとりに対して、自分の病状や診断、予後、治療方法などを分かりやすく説明しつつ、治療方法などを自ら決定できるように、サポートしているようです。

医師の考えを押し付けるのではなく、患者さんに寄り添って最善の治療方法を選択できる医療体制をつくっていることがうかがえます。

CVポートセンターを配置

神戸低侵襲がん医療センターでは、開院以来、化学療法や栄養目的の点滴を行うため、積極的にCVポートの留置を行ってきました。

CVポート(皮下埋め込み型ポート)とは、患者さんの血管に何度も注射針を刺さなくても済むように開発された、中心静脈カテーテルです。これにより、1回で針をさせるようになります。

2018年にはCVポート留置が500例に上り、全国でも有数の症例数となっています。超音波の使用によって留置を行うことで、術中の気胸や動脈誤穿刺などの合併症もなく、500例中390例の患者を外来にて日帰りで施行することに成功したとのこと。

抗がん剤治療を開始する患者さんにとって、CVポート留置はさまざまなメリットがあります。長期間のTPN(中心静脈栄養)、輸液や採血時のルートをすることができます。これにより、患者さんの身体的負担や看護負担が軽減でき、QOLの維持・向上や、カテーテル感染の減少が見込めるのです。

今後さらに多くの依頼を受けやすくするために、神戸低侵襲がん医療センターではCVポートセンターを設立。これまでの経験を活かして、安全性が高く、迅速な手術ができることを目指しています。

がん診療を行う科・部門の案内

神戸低侵襲がん医療センターは、がん治療に関する総合的な医療技術を有しています。特に「放射線科」にはスペシャリストとして院長や副院長が所属。適切な診断と治療を受けることができます。

放射線科の特徴

放射線科では、画像診断だけでなくIVRやCVポート留置、シャントトラブルへの対応も行っています。また、始めてでどの診療科に診察したらよいか悩んでいる方へ向けての初診対応も行っています。

「カテーテル治療」、「血管内治療」などとも呼ばれているIVRという治療をしています。お腹を開け、病気の部分を切り取って、皮膚を縫い合わせる「手術」に比べて、IVRではお腹や胸を開けずに、カテーテルや針で直接病気の部分を治療することができるので、1,2mmの針穴を10分程度押さえることで終了します。さらに、血管造影装置とCTが癒合した最先端技術であるIVR-CT装置によって、正確な診断と確実な治療を心掛けています。

放射線科の診療概要

放射線科では特徴的な治療として、抗がん剤動注塞栓療法、中心静脈ポート留置、透析シャント拡張術を行っています。抗がん剤動注塞栓療法は、約1週間程度の入院で1月に1度の割合で治療していきます。全身化学療法と比べて、動脈から注入する抗がん剤量は1/4~1/2程度であり、肝臓等で代謝もされるため、今まで副作用に悩まされてきた方もほぼ副作用なく治療可能になっています。

腫瘍内科の特徴

本来の腫瘍内科は、特定の臓器にとらわれることなく、臓器横断的に幅広いがんの診療に携わるものですが、実際は、肺癌だけ、消化器癌だけと、得意な分野の治療しかしない医師が多いのが現実です。そんな中で、神戸低侵襲がん医療センターの腫瘍内科では、特定のがんに偏るのではなく、幅広い種類のがんに対応できる体制を整え、実践しています。

腫瘍内科の診療概要

最近のがんの治療は、マニュアル化・システム化されたことで、大勢の患者さんが大病院に集まって、通院で抗がん薬の点滴を効率的に行うのが主流になっています。神戸低侵襲がん医療センターの腫瘍内科では、基本的なマニュアルはありますが、ひとり一人の患者さんに臨機応変に対応することを重要視しています。話し合いに時間をかけ、個々の患者さんに真剣に向き合って治療を行っています。

科・部門名医

藤井 正彦(ふじい まさひこ)医師

医師に関する説明

理事長かつ病院長の藤井医師は、放射線科診断専門医です。PET核医学認定医、がん治療認定医でもあり、神戸大学客員教授としても活躍しています。

放射線治療に明るい藤井医師が目指すのは、神戸市にとどまらず、兵庫県の中で切らずにがん治療をする中核であること。外科的治療の場合、高齢者は体力低下や認知機能低下のリスクを背負うことがあります。しかし、低侵襲がん治療であれば退院後やその後の社会復帰までを見据えたケアがしやすくなると考えているようです。

がんであったとしても、いつまでも元気でいてほしいという藤井医師の信念が、神戸低侵襲がん医療センターの医療体制を支えているのでしょう。

医師の経歴

  • 1982年:神戸大学医学部 卒業
  • 2009年:神戸大学医学研究科内科系講座放射線医学分野 准教授・放射線科長
  • 2013年:神戸大学 客員教授、神戸低侵襲がん医療センター 開院

石田 淳(いしだ じゅん)医師

医師に関する説明

副院長の石田医師も、藤井医師と同じく放射線科診断専門医として放射線科で診療しています。IVR専門医でもあります。

医師の経歴

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神戸低侵襲がん医療センターの口コミ

  • (前略)残念なのは.....院内食だけだと思います。ガン治療の食療養には賛否両論ありますが、コンビニでさえ自然素材の商品開発に切磋琢磨している時代。白米、揚げ物、科学調味料、塩、砂糖、缶詰めの果物、加糖のヨーグルト、添加物だらけのパン、マーガリン、加工品。一般病院並みの3食が出て来て驚きました。白米を玄米に変える対応も出来ません。現代の最先端ガン専門病院の食とは思えず残念でした。個室にはキッチン設備があり、簡単な料理が出来ますので、私は入院3日目に申し出て、院内食を辞退。らでぃっしゅぼーやに材料を宅配してもらって自炊に切り替えました。院内食がもっと進化すれば、どこよりも素晴らしいガン治療病院になると思います。今後を期待します。
  • 広々としホテルみたい。手厚く看護してくれる。売店は品揃えが少ない。
  • 病院はゆったり、病室も差額無しの個室がありました。食事も美味しいみたいです。
  • かなりいい、ご飯美味しい
  • 家族が3年程前までお世話になりました。放射線のお医者様や看護婦さんにとてもよくして頂きましたが、緩和ケアの先生にはキツいことを言われ落ち込みました。そのため地元の訪問診療に変えましたが正しい選択でした。ただ、放射線科は本当にこちらにして良かったです。新しい病院で、入院も気持ちが良いです。

引用元:Googleの口コミより

評判まとめ

三宮駅からとなると少々距離がありますが、三宮駅からポートライナーを利用すれば、市民広場駅から徒歩4分と、アクセスしやすくなる神戸低侵襲がん医療センター。

患者さんの口コミには、病院内や病室内がゆったりしていて過ごしやすかったという意見が多く見られました。食事に関しては賛否両論で、シンプルに美味しかったという意見と、病院食としては改善が必要ではないかという意見があるようです。がん治療に特化している病院だからこそ、病院食への期待も高まっているのかもしれません。

入院中のケアに関しても、「手厚くケアしてくれる」といった声があり、総合的にみて親切に対応してくれるという病院と言えるのではないでしょうか。

病院情報

  • 病院・クリニック名:神戸低侵襲がん医療センター
  • 所在地:〒650‐0046 兵庫県神戸市中央区港島中町8-5-1
  • アクセス情報:JR「三宮」駅より約10分、ポートライナー「市民広場」駅で下車。車歩道橋を南西に約5分
  • 診療時間:月曜~金曜9:00~17:00、土曜9:00~12:00(休診日:土曜午後・日曜・祝日)
  • 電話番号:078-304-4100
  • 公式ページURL:://www.k-mcc.net/
  • 問い合わせメールアドレス:なし
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