がん・感染症センター都立駒込病院のがん治療情報

がん・感染症センター都立駒込病院公式HP
*画像引用元:がん・感染症センター都立駒込病院公式HP
http://www.cick.jp/

東京都文京区にある「がん・感染症センター都立駒込病院」は、1879年に開設されて以来、がんと感染症を専門にした病院です。当初は感染症の治療に力を入れていましたが、がんが増加してきた1975年からは感染症に加えてがんの高度専門病院となりました。

厚生労働省から「都道府県がん診療連携拠点病院」及び「造血幹細胞移植推進拠点病院」の指定を受けており、地域の医療機関との連携や専門研修なども実施。都内全域を対象に、がんと感染症を中心とする疾患の高度な医療サービスを行う特殊専門医療機関として、重要な役割を担っています。

がん・感染症センター都立駒込病院の理念と患者さんへの診療方針

がん・感染症センター都立駒込病院の理念は、「医療を通して人がその人らしく生き抜くことを支援する」こと。この理念に基づいて、がんと感染症を中心とした高度な専門医療を提供しています。

また、この理念を患者さんへの診療方針にも反映させ、患者さんの権利を尊重する診療を実施。人間としての尊厳を尊重された医療を受ける権利・平等かつ公平に必要な医療を受ける権利・十分な説明と必要な情報を受けた上で自分の意思で医療を選べる権利・別の医師の意見を聞く権利・個人情報が守られる権利など、「患者さんファースト」を基本方針として診療にあたっています。

患者さんへの情報提供に力を入れており、定期的に市民公開講座を開催。がんについての基本知識などを紹介することで、よりがん治療を身近なものに感じてもらえるような工夫が凝らされています。

セカンドオピニオンについても積極的に受け入れており、他の病院の治療で満足できなかった方の心のケアもしてくれます。

がん診療を行う科・部門の案内

東京都立駒込病院はがん治療に関しての専門家が多数在籍している病院です。各科の特徴を紹介します。

大腸外科の特徴

30年を超える大腸がん治療の実績を持つエキスパートが部長を努める「大腸外科」について、がん治療の情報を紹介します。

大腸外科は、大腸がんの診断からがんの終末期まで、外科治療、化学療法、放射線治療、緩和ケア、在宅医療を含めたトータルケアを行っているのが特徴です。大腸キャンサーボードを中心に、外科、消化器内科、放射線診療科、化学療法科、病理科の専門家が合同で治療方針を検討。個々の患者さんの症状に最適な治療を選択できるよう強固な体制を整えています。

さらに、アフターケアを重視した医療を目指しており、大腸がんはもとより、再発がんや末期がんの患者さんに対しても、患者さん個人の意思を尊重して積極的に受け入れ、入院治療と外来治療および在宅治療を組み合わせた医療を提供しています。

大腸外科の診療概要

大腸外科では、大腸及び肛門の良性・悪性疾患の全般、特に大腸・肛門がんの外科治療および化学療法を専門としています。

進行直腸がんに対しては、肛門温存、自律神経温存などの機能温存手術を、超進行大腸がんに対しては、骨盤内臓器全摘術などの拡大手術と早期大腸がんへの縮小手術を実施。大腸がん肝転移などの血行性転移に対する動脈内持続注入・肝切除を組み合わせた集学的治療や、大腸全摘小腸肛門吻合術といった治療も行っています。また、家族性腫瘍の診断・治療や、退院後の人工肛門(ストマ)の経過観察、といった手術以外の診療・ケアにも積極的です。

他院では手術困難と言われた患者さんでも受け入れられるほど、高い技術力・豊富な実績・最新の医療設備を誇り、国内でもトップレベルの治療を行うことができます。

大腸外科の実績

  • 2015年治療実績
    - 大腸がん343例(開腹手術132例、腹腔鏡手術211例)

呼吸器科(内科・外科含む)

東京都立駒込病院の消化器内科では、肺がんを中心として、肺結核と睡眠時無呼吸症候群を除く呼吸器疾患全般の診療を担当しています。30~40歳代の常勤医師を中心に、熱意を持って日々の診療にあたっています。

消化器外科では、胸部にある心臓および食道以外の臓器(肺、気管・気管支、縦隔、胸壁、横隔膜等)の疾患を担当しています。

呼吸器科(内科・外科含む)の診療概要

消化器内科では、最新の画像検査を駆使した高精度の診断を行い、薬物療法においては、従来の抗がん剤だけでなく、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬などを広く使用することで、肺がんの患者さんの予後の改善に努めています。

消化器外科では、がんと感染症はもちろん、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、自然気胸、肺嚢胞等の良性疾患の外科的治療も行っています。

消化器内科の特徴

消化器内科では、食道、胃、大腸、胆嚢、膵臓等、肝臓を除いた消化器疾患のがんの診断及び治療を行っています。患者さんの疑問に答えるインフォームドコンセントを大切に、納得してもらえる医療を目指しています。

消化器内科の診療概要

がんを正確に診断し、その後ガイドラインに従って標準的治療を行うことを基本としています。高齢により各種の合併疾患がある場合は、がんだけではなく全身を診ることでより良い治療の選択をしてもらえるでしょう。

食道外科の特徴

食道外科では、食道に関する病気を広く取り扱っています。内科、放射線科とも協力して精密な検査を行い、患者さんに十分納得いくまで説明し、最良の治療を選択しているので、安心して相談できるでしょう。

食道外科の診療概要

手術療法としては、開胸開腹を含む拡大手術から、傷が小さくて痛みの少ない鏡視下手術、内視鏡手術に至るまで幅広く治療を行っています。診断、治療、医療相談はもちろん、セカンドオピニオンにも対応してもらえます。

胃外科の特徴

胃外科では、胃がんを中心として、GISTやその他の胃に発生する稀な疾患も含め、進行度や疾患に関係なく、幅広く胃の疾患の治療を行っています。毎年150件前後に及ぶ胃がん手術も行っています。

胃外科の診療概要

東京都立駒込病院では標準治療を基本としています。一方で、病状によっては標準治療より理論的に優れた治療(治る可能性が高く、延命効果が期待できる副作用や合併症が少ない治療)を実施できるよう、全国のがん専門病院や大学病院と連携しています。

肝臓内科の特徴

肝臓内科は、都内でも数少ない肝臓病を専門に診療を行っている診療科です。

2017年度の主な治療実績として、約90例のC型慢性肝炎に対するIFNフリー経口剤の投与、82件の食道静脈瘤の内視鏡的治療、86件の肝がんに対するラジオ波焼灼療法を実施。このように肝臓病に特化した治療や、それにまつわる臨床研究にも精力的に取り組んでいます。

肝臓内科の診療概要

4名のスタッフがウイルス肝炎から肝硬変、肝がんの治療に至るまで幅広く治療を行っており、毎日外来の受付も行っています。

肝胆膵外科の特徴

肝胆膵外科では、肝臓や胆道(胆管・胆嚢・十二指腸乳頭部)、膵臓、脾臓の良性・悪性疾患の治療等を専門的に行っています。がん遺伝子パネル検査にも対応し、根治性の高い治療を目指しています。

肝胆膵外科の診療概要

開腹手術での豊富な経験をもとに、より低侵襲な肝・胆・膵・脾臓の外科手術を実施しています。また、膵臓がんに対する外科治療に関しては、術前化学療法・化学放射線療法及び精度の高い手術を組み合わせる試みを行っています。

乳腺外科の特徴

乳腺外科では、診断から手術、薬物治療、遺伝子診断、緩和治療まで総合的に乳腺疾患の治療を行っています。東京都がん診療連携拠点病院として、高度先進医療、新薬の治験、医師主導治験、各種臨床試験も数多く実施しています。

乳腺外科の診療概要

乳腺外科は、多種の専門・認定看護師による看護外来の他、専門医療職とも親密に連携を行いながら、きめ細かな専門外来を設置しています。がん治療にともなう悩みや問題に関して相談、早期の解決を図っています。

腎泌尿器外科の特徴

腎泌尿器外科では、すべての泌尿器がん患者に対し、精度の高い診断およびリスク評価に基づく必要十分な治療を行っています。また、低侵襲で、臓器温存・機能温存を目的とした根治的治療を提供することを心がけています。

腎泌尿器外科の診療概要

前立腺がん、膀胱がん、腎がん、腎盂尿管がんなどを含むすべての泌尿器がんにおいて、安全性・根治性・低侵襲性・Quality of lifeの点から治療を行っています。ロボサージャン・ガスレス・シングルポート手術を採用し、前立腺がんに対しては、ロボット手術支援システムのダ・ヴィンチXiを使用しています。

血液内科の特徴

血液内科では、難治性の造血器疾患の治療などに対応しています。厚生労働省より2013年に造血幹細胞移植推進拠点病院に認定されており、現在までに約1,800件の移植を行ってきた実績があります。

血液内科の診療概要

血液内科医だけでなく、さまざまな診療科の経験豊かな専門医、看護師、移植コーデイネーターなど、あらゆる職種による移植チームが発足しています。このチームによって全人的なケアが移植患者さんに提供されています。

腫瘍内科の特徴

腫瘍内科は、がん患者さんに対する化学療法を専門的に行っている内科系診療科です。日本ではまだ数が少ない「腫瘍内科医」が、診療を担当しています。化学療法の専門家として、副作用を最小限にしつつ、効果を最大限に引き出す治療を日々実践しています。

腫瘍内科の診療概要

腫瘍内科では、抗がん剤以外にも、患者さんそれぞれの状況に応じて放射線治療や外科手術などを組み合わせながら最も良い治療方法を選択しています。外科や放射線治療科などの専門科と緊密に連携することで、患者さんにとって最適な医療を提供しています。

皮膚腫瘍科の特徴

皮膚腫瘍科は、皮膚がんを専門に診療を行っている科です。全国的にも皮膚腫瘍科がある施設は数える程しかありません。患者さんに安心して治療を受けてもらうことを第一に考え、他科と連携しながら治療を進めています。

皮膚腫瘍科の診療概要

皮膚腫瘍科では、診断から手術、薬物療法、放射線療法、緩和医療と幅広く総合的に診療を行っています。皮膚がんと一口にいっても、その種類はさまざまです。皮膚であればどこでも発症し、治療内容も、疾患や部位によって異なります。

脳神経外科の特徴

脳神経外科では、平成29年までに覚醒下手術を約450例取り組み、技術的にもほぼ確立させています。術中に悪化する可能性のある症状を正確にチェックすることができる覚醒下手術や、放射線治療などを駆使し、脳腫瘍の治療を行なっています。

脳神経外科の診療概要

脳神経外科では覚醒下手術を中心に、手術後の治療においても患者さんの症状を改善できるように心がけています。放射線治療に関して新しい装置を導入しながら、膠芽腫のような治療困難な病気も積極的に診療しています。

耳鼻咽喉科・頭頚部腫瘍外科の特徴

耳鼻咽喉科・頭頚部腫瘍外科では、頭頸部領域の疾患の治療を担当しています。表在がん、早期がんの診断をはじめ、各種治療のための手術、進行がんに対する化学放射線療法、咽喉頭と食道の同時重複がんの治療に至るまで、幅広く担当しています。

耳鼻咽喉科・頭頚部腫瘍外科の診療概要

耳鼻咽喉科・頭頚部腫瘍外科では、鼻内内視鏡手術、口蓋扁桃摘出術、および声帯ポリープ切除術などの良性疾患の手術、良性腫瘍及び先天性嚢胞の手術も行っています。嚥下や音声の機能も評価した上で、エビデンスやガイドラインに基づいて最適な治療を行っています。

骨軟部腫瘍科の特徴

骨軟部腫瘍科は、日本ではいち早く、整形外科から独立して骨軟部腫瘍に特化した専門の科として、その経験を積み重ねてきました。骨軟部腫瘍は種類が大変多く、発生頻度が少ないという特徴があるため、専門の医師にかかることで適切な治療を受けることが大切です。

骨軟部腫瘍科の診療概要

骨軟部腫瘍科では、経験豊富な骨軟部腫瘍臨床医、骨軟部腫瘍を得意とする病理医、常に技術を高めようと熱心に研さんを積んでいる放射線科医が在籍。骨軟部腫瘍の診断から治療、また治療後の経過観察まで、安心して任せられるでしょう。

科・部門名医

高橋 慶一 (たかはしけいいち) 医師

医師に関する説明

高橋医師は、30年以上駒込病院で大腸がん治療に携わってきたエキスパート。大腸がんに関する開腹手術を行ってきた実績のある医師です。大腸がんの集学的治療や在宅医療を専門とし、大腸がんの手術から在宅での治療、患者さんのアフターケアに至るまで幅広い医療の提供を行っています。

そんな高橋医師が部長を努める大腸外科は、「ここで手術できなければ他の病院でも無理だ」と言われるほど、大腸がん治療において高いレベルを誇ります。

また、大腸がんの早期発見のため研究にも力を入れ、大腸がん肝転移に関しては全国レベルのデータベースを作成し、大腸がん肝転移に対する治療法の開発に役立てられるような研究にも貢献しています。現在はがんをただ取り除くだけ終わらずに、入院治療・外来治療・在宅治療の3本柱を1つの大きなパイプでつなぐような患者さん中心のトータルケアを目指し、日々診療を行っています。

医師の経歴

  • 1984年:山形大学医学部 卒業
  • 1984年:東京都立駒込病院外科(現在のがん・感染症センター都立駒込病院外科)に勤務 同院外科医長、大腸外科主任を経て現職
  • 2019年:現在同病院外科医長 大腸外科主任

東京都立駒込病院の口コミ

  • 6年前から血液内科にて受診しています。都立の病院ですが、回収工事を経て院内はかなり綺麗になりました。各診療科の周囲にはたくさんのイスがあるので、混んでいても必ず座ることができます。診療に呼び出されるまでの待ち時間は、以前よりは改善されたものの、比較的長いです。会計は、受付の他にも、無人の会計機が3台あります。クレジットカードも使えて便利です。何人かの医師、看護師の方と関わってきましたが、どなたも丁寧に接して下さり、とてもいい病院だと思います。
  • (前略)診察は丁寧にみていただけるので、いつも予約時間通りにいかないことがほとんどです。診察はポケベルで呼び出しがありますが、あと何人くらいで呼ばれるのかがわかりません。係の事務の方に聞けばすぐ教えてもらえます。全体に施設は新しく居心地はいいです。入院中の食事も他の病院に比べてずっといいです。
  • 地元病院ではこれ以上無理と言われて、紹介状をもらい行きました。担当医師はテキパキと他の科へ携帯で連絡、指示を出し、本来一週間後になる各検査を纏めて一日に実施してくれ他では考えられないスピードに驚きです。医師は落ち着いた雰囲気、口調は優しく、説明もしっかり、質問もわかりやすく答えてくれて安心して通院できます。ただ、非常に混みます。午前9時の予約でも、診察会計が終わるのは14時近くなど覚悟が必要です。受付に文句を言ってる患者さんもチラホラ。ポケベルのようなものを渡され、自分の番になるとベルがなるため、待合室にずっといる必要がないです。3Fに食堂があるので賢く使えば待ち時間も苦ではないです。
  • がん検診の結果を聞きに行きました。まず病院は広く清潔。総合病院として他の科とも連携がスムーズに取れています。受付や支払いは機械と人間が半々です。待ち時間はやや長いですが、呼び出し機器を持ち歩き、院内を自由に散策しながら待つ事が出来ます。院内には食堂とコンビニ、コンビニの向かいに飲食スペースがあります。スペースに椅子だけでなくテーブルもあると患者も見舞客も寛げるのではと思い、出来ればドトールやスタバがあれば五つ星でした。医療スタッフは親切で、文句は何1つありません。担当医も率直でわかりやすい説明を図解を交えて親身にして下さいます。こちらの素人質問にも丁寧に1つ1つ答えて下さいます。本当に感謝しています。

引用元:Caloo(カルー)「がん・感染症センター 都立駒込病院 の口コミ・評判」

評判まとめ

病院は広くて清潔で、各診療科の周囲にはイスが数多く設置されているため、混んでいても座って待ちやすい環境のようです。院内には食堂とコンビニ、飲食スペースあり。会計は、受付の他にも無人の会計機が3台あり、クレジットカード払いにも対応しているとのこと。

総合病院なので、他の科とも連携がスムーズに取れている様子を評価する声もありました。担当医が図解を交えて分かりやすく説明してくれたり、質問にも丁寧に答えてくれたりと、医療従事者の対応力の高さも支持されています。

病院情報

  • 病院・クリニック名:がん・感染症センター都立駒込病院
  • 所在地:〒113-8677 東京都文京区本駒込3-18-22
  • アクセス情報:東京メトロ南北線「本駒込」駅から徒歩で約10分
    JR山手・京浜東北線「田端」駅から徒歩で約15分
  • 診療時間:月曜~金曜:09:00~17:00、土曜:09:00~12:00(原則、紹介予約制)
    (休診日:日曜日・祝日)
  • 電話番号:03-3823-2101(代表)
  • 公式ページURLhttp://www.cick.jp/
  • 問い合わせメールアドレス:なし
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