*画像引用元:兵庫医科大学病院公式HP
https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/
兵庫県西宮市にある「兵庫医科大学病院」は、1972年の開設以来、医学教育機関や特定機能病院として、災害拠点病院や地域中核病院としての役割を果たし、高度な医療を行ってきた病院です。
阪神大震災やJR福知山線脱線事故の際には、災害医療拠点として大きな責務を担い、阪神地区の基幹病院として貢献。地域医療に多大な機能を果たしています。
兵庫医科大学病院の理念は、「安全で質の高い医療を行い、地域社会へ貢献するとともに、良き医療人を育成する」こと。この理念のもと、各診療科が連携して高度な医療の提供に努めています。
患者さん中心の診療を基本方針とし、人権・尊厳の尊重、患者の立場にたった医療の実践、良質で安全な医療を平等に受ける権利、十分な情報提供と説明を受ける権利、診療内容を自分で選択する権利、診療内容について他の医師の意見を聞くことができる権利、自分の診療情報を入手できる権利、プライバシーが守られる権利、といった患者さんの権利を守り、日々の診療に反映しています。
ここでは、消化器官の名医が在籍する「上部消化管外科」について、がん治療の情報を紹介します。
上部消化管外科では、上部消化管(主に食道と胃)疾患の手術療法をはじめする外科的治療を行っています。
大学病院の使命として最先端の手術を提供するのはもちろん、様々な併存疾患を持ったリスクの高い方の手術も引き受けているのが特徴。がん治療ガイドラインに沿った標準的治療を基本し、個々の患者に最適なテーラーメードの治療を行える高い治療技術と実績を誇ります。
胃がん・食道がん・食道胃接合部がん等の悪性腫瘍性疾患が診療の中心です。
創が小さく術後の痛みが少ない「腹腔鏡手術」や手術支援ロボット「ダビンチ」を用いた胃がん手術を取り入れ、高度進行胃がんに対しては抗がん剤と組み合わせた集学的治療を行っています。他院では手術を躊躇するようなリスクの高い患者さんでも、優れた治療成績を残しているので対応可能です。病気の進行度に合わせて他診療科と検討しながら最適な治療法を選択できます。
また、治療に関しては日本内視鏡外科学会の技術認定医が4名在籍し、万全の体制で臨んでいます。
病気の診断を行うことは勿論ですが、子宮筋腫の治療、心臓や脳の血管を拡げる治療、放射線治療も放射線医療センターでは行っています。治療に関するさまざまな機器を導入しているので、高精度な診断が可能となっています。
放射線科を中心に、それぞれの専門分野を担当。IVRセンター、CT、MRIがあり、当日中の診断が可能。地域の基幹病院として機能しています。IVRセンターでは、循環器、脳神経などにこの治療や診療を行い、ほぼ全ての範囲でより進歩したな診療を行っています。放射線治療部は、がんを切らずに治す治療、核医学・PET診療部は血液内科と連携しています。
一般的な放射線科の役目は、画像を扱って診察・診断や治療を行うことです。放射線治療は、がんになってしまった臓器の機能を温存しながら、治療を行えます。食道がん、乳がん、肺がんの放射線治療を得意としています。
最新の血管撮影装置とアンギオCT装置使って、画像下治療を行っています。悪性腫瘍はもちろんのこと、良性腫瘍に対してもラジオ波焼灼療法や凍結療法が可能です。治療できるクリニックが限られているため、兵庫医科大学病院にもたくさんの患者さんが訪れます。がんの部位に関わる診療科と協力をしながら、最新の医療機器で治療を行っています。その他では、カテーテルを使って、血管からのがんや子宮筋腫などの治療、狭くなった血管を拡げる血管内治療をしています。
兵庫医科大学病院はがんと診断された場合、治療をするのはもちろん、セカンドオピニオンとしても利用することができます。セカンドオピニオン外来は、当日の受付ではなく完全予約制になっています。不安や疑問があり、現在、またはこれからの治療について、相談を希望する場合は、事前に予約して受診しましょう。 セカンドオピニオンは、兵庫医科大学病院以外で入院、通院されている方の病状を診断するものになります。第三者として判断するので、兵庫医科大学病院でのがん治療を望まれている方は、対象にはなりません。
篠原 尚(しのはらひさし)医師は、進行がんで高齢かつ重篤な併存症を持つリスクの高いでも受け入れるハイレベルな「上部消化管外科」を率いる主任教授・診療部長。消化器官の中でも、食道・胃・十二指腸を専門とし、特に腹腔鏡手術、臨床解剖学のエキスパートです。
また、「イラストレーターのように手術の図解を描く医師」としても知られ、著書「イラストレイテッド外科手術」が医師の間で評判となり、第3版までの累計販売数は約35,200部。韓国と中国で翻訳もされるなど、独自の視点から医療の発展に貢献しています。医学系専門誌からの寄稿や講演の依頼も多く、治療・研究だけに留まらない活動を行う医師です。
- (前略)不安で仕方なかったのですが少しでも安心するような 言葉遣いで優しく物腰柔らかにお話ししてくださり 好印象でした。 昔からの病院なので施設などは古いです。 悪い点をあげるとすれば 大きい病院なので会計がものすごく時間がかかります。
- (前略)大学病院って冷たい、横暴、事務的など全然いいイメージがなかったのですが(スミマセン)全然そんなことなかったです。担当の先生はものすごく分かりやすく色々教えて頂き、最後に必ず「何か不安なことや分かりにくいことなどありませんか」と聞いて頂けるので色々と相談できて安心です。少し待ち時間は長いのですが、致し方ないですね。 院内もドトールや喫茶店など多数あり、待ち時間に暇をつぶせます笑
- 家族が入院していたのですが、毎日見舞いに来る家族のことも気遣っていただき、とても良くしてもらいました。消化器外科の先生にはほんとにお世話になりました。 病気の対する家族の心のケアまでしていただきました。 スタッフさんがたくさんいるので、個人差はありますが、一部の方の退院の際の冷たい態度だけ少し気になりました。 全体的には頼りになりますし、説明も聞けばしてくれるので、疑問はこちらから積極的にするといいと思います。
- 明和病院の紹介で診察していただき、先生から十分な説明を受け手術を決心。 1号病棟で2週間入院。一番古い建物らしいが清潔感があり、先生、看護師さんの対応よく大満足。外来での待ち時間と精算とで半日以上かかったこと、病室の空調の調整が出来なかったこと、車椅子専用トイレが男女兼用であったこと、シャワー室が滑りやすく転倒した人が多数いると分かっていながら改善されていないことが不満。しかしながら大学病院のため、最新医療機器があり今後も利用したい。
- (前略)病院の会計は大きな総合病院ではどこでもそうかもしれませんがカードが使えました。入院費の支払いに便利ですね。(後略)
不安でいっぱいでいるなかで、優しい言葉をかけてもらえるのは心強いですよね。先生の雰囲気がとても柔らかくて、安心できる点も評価できます。古い病院なので、ところどころ気になる部分はあるようです。大規模な病院のため、会計の時間がかかるのが難点ですが、先生の丁寧な診察と安心して相談できるようで、人気があるのがわかります。
院内には、カフェなど待ち時間を過ごせる場所が多数あるので、便利でしょう。見舞いに来てくれる人のことまで気にかけてくれている病院です。
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