名古屋大学医学部附属病院のがん治療情報

名古屋大学医学部附属病院公式HP
*画像引用元:名古屋大学医学部附属病院公式HP
https://www.med.nagoya-u.ac.jp/hospital/

名古屋大学医学部附属病院は、1871(明治4)年の仮病院設立から長年地域に根差して活動してきました。現在は世界の名大病院を目指して、「国際医療機能評価機関JCI」の認定取得の準備を進めています。最新テクノロジーと高度な技術を備えた温かな医師の力を融合した、世界水準の医療を提供している病院です。

名古屋大学医学部附属病院の理念と患者さんへの診療方針

名古屋大学医学部附属病院は、基本理念の最初に「安全かつ最高水準の医療」を掲げています。その一環として情報通信技術を活用したIoT化を推進しています。テクノロジーと並んで温かな人間性を大切にした診療方針を掲げており、地域をリードする病院として長年信頼を集めてきました。

がん診療を行う科・部門の案内

名古屋大学医学部附属病院の産科婦人科は悪性腫瘍手術を優先的に行っています。特に卵巣がん治療をはじめとした症例数は全国有数で、安心して治療を受けることができます。

産科婦人科の特徴

中部地区の基幹病院として、最先端医療とセカンドオピニオンの提供を行っています。腫瘍の専門外来があるのでがん治療に特化した診療が可能です。

卵巣がん治療を筆頭にがん治療の症例数は全国トップクラス。「初期子宮体癌の腹腔鏡下手術」、「若年者の初期悪性腫瘍での妊孕性温存治療」にも力を入れています。

産科婦人科の診療概要

初診の受付時間は午前中8時30分から11時です。初診の場合、は診療時間がかなりかかるので時間に余裕をもって受診しましょう。

専門外来で診療を受けるのは初診の次からになります。良性疾患や一部の悪性腫瘍の治療は関連病院を紹介し、優先的に悪性腫瘍の手術を行っています。

産科婦人科の実績

  • 子宮頸癌87例(上皮内癌含む)
  • 子宮体癌105例
  • 卵巣癌101例
  • 絨毛性疾患12例
  • 分娩478例(うち帝王切開245例)
  • 母体搬送48例
  • 内視鏡下手術235例
  • 体外受精113採卵周期

放射線科の特徴

名古屋大学医学部附属病院の放射線科は、がん検査や経過観察などに使用する画像診断から患者さんの負担を抑える低侵襲治療(IVR)・放射線治療を進めています。

また、放射線科には画像診断専門のグループと、放射線治療を専門とするグループに分かれていて、それぞれのグループに専門医が在籍しています。

放射線治療は、先進医療を導入しているのも大きな特徴です。ここでいう先進医療とは、FDG以外の核種によるPET・乳腺非触知病変における超音波検査・肺定位照射などを指します。

放射線科の診療概要

放射線治療の対象箇所は全身で、放射線診断専門医が放射線機器を使用して画像診断を行います。また、画像診断しながらの治療するIVRは通常、平日の月曜・水曜・金曜であるのに対応し、放射線治療(外来)については毎日対応しているとのこと。

診療時間は9:00~15:00ですが、初診受付の場合は8:30~11:00までです。

小児がん治療センターの特徴

名古屋大学医学部附属病院は、小児がん拠点病院(地域の中心施設)として選ばれたため専門の小児がん治療センターを立ち上げました。

外科・内科スタッフをはじめ、多くの医療スタッフを中心としたチーム体制で、難治性小児がん(治療が困難ながん)の治療に取り組んでいます。また、小児科だけでなく小児外科・脳神経外科・整形外科・放射線科・外来化学療法部といった診療科と連携しながら、小児がん治療を行っているのも大きな特徴です。

仮に小児がん治療センターのみで対応が難しい場合は、他の連携医療機関と連携しながら治療・ケアを進めてくれます。

小児がん治療センターの診療概要

小児がん治療センターは、難治性の小児がん患者さんの治療に取り組んでいる診療科で、県外からの紹介による入院・転院もあります。また、入院患者さんの多くは、造血幹細胞移植の必要なケースです。

診療時間は他の診療科と同じく9:00~15:00まで、初診受付時間は8:30~11:30までです。

科・部門名医

吉川 史隆(きっかわふみたか)医師

医師に関する説明

吉川史隆医師は婦人科がん治療のエキスパートで、子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんなど豊富な実績を持っています。名古屋大学医学部附属病院の婦人科がん治療実績は吉川医師のリーダシップによって実現しているといっても過言ではありません。

様々な療法を適切に組み合わせ、可能な限り神経を温存したり、初期の症例では妊孕性温存手術を実施し妊娠可能な状態を維持するなど「患者に寄り添う」医師です。

医師の経歴

  • 1981年:名古屋大学医学部 卒業
  • 1986年:名古屋大学大学院医学系研究科 満了
  • 1988年~1990年:米国国立衛生研究所 (NIH) Visiting Fellow 採用
  • 1990年:名古屋大学医学部付属病院 助手採用
  • 1991年:名古屋大学医学部付属病院 講師昇任
  • 1999年:名古屋大学医学部付属病院 助教授昇任
  • 2002年:名古屋大学大学院 健康社会医学専攻(産婦人科学) 助教授配置換
  • 2004年:名古屋大学大学院 健康社会医学専攻(産婦人科学) 教授昇任

名古屋大学医学部附属病院の口コミ

  • 医師はさすが大学病院だけあり優秀。どんな質問をしても丁寧に答えてくれる。特に男性の先生は穏やかな方ばかり。最後に「他に聞きたいことはありませんか」と必ず聞いてくれ質問しやすい。ただし朝早い時間帯でないと午前中であっても待っている人も多く長々と質問するのは気がひける。(後略)
  • (前略)まず、入口付近にある機械に診察券を通し、その近くの保険証確認デスクに行きます。この保険証確認のステップを踏まないと永久に呼ばれないようです。その後、各受診科の受付で到着確認をしてもらって、待合室で待ちます。保険証確認デスクの近くにコインロッカーがあるので、冬場はコートなど荷物をロッカーに入れておけて便利です。
  • (前略)JR鶴舞駅前にある大学病院です。平日朝に行きましたが、院内はもちろん混雑していて、駐車場待ちの列も長くのびていました。予約時間を気にせず早く行った方が良さそうです。(後略)
  • 看護師さん達は気さくで話しやすいですし先生方も話しやすい方が多く、説明も丁寧にして下さいます。また、質問もしやすいです。コンビニやカフェ、レストラン、図書室が院内にあり待ち時間も暇を潰せます。ただ、忙しいのはわかりますが、内科受付の方たちの態度はあまり良くなく5、6人受付の方がいましたが、受付の前でなにか訪ねようとしている方がいるにもかかわらずどの方もあきらかに目を合わせないように慌ただしくしていました。それと、受付をしてお待ち下さいと言われ1時間以上まっても診察の紙をいただけず、他の科の診察があるので先にそちらに行っていいかと聞くと、受付は番号札をとってお待ち下さいと言われ1時間前に受付をすませているし、待っている状態だと伝えると少々お待ち下さいと言われ、数分後紙を渡されました。忘れられていたようです。(後略)
  • 大学病院ということで、待ち時間は長いのですが、やはり安心感があります。私は婦人科系の病気でかかっていたのですが、手術となった時にはやはり症例数も多い、最新治療もできる病院がいいと思い通っていました。俗にいうように診察時間もそんなに長くはないのですが、沢山の患者さんを見なくてはならないので致し方ないと思います。ガンで通院されている方も多いです。スタッフの方は淡々とされていますが、それも沢山の患者さんを捌くためと思います。

引用元:caloo「名古屋大学医学部附属病院 の口コミ・評判」

評判まとめ

名古屋大学医学部附属病院を受診した方達の口コミでは、混雑している時間帯がほとんどのようです。この点については大学病院ということもあり、通院や初診など多くの方が来院するため事前に余裕を持ったスケジュールが必要でしょう。

また、比較的動くことができる状態の場合は、院内のコンビニやカフェ・レストラン・図書館などを利用し、待ち時間を過ごすケースもあります。

医師や看護師の対応は比較的良い評判で、気さくに話しかけてくれたり分かりやすく説明してくれたりと、患者さんに配慮された雰囲気づくり・体制です。

病院情報

  • 病院・クリニック名:名古屋大学医学部附属病院
  • 所在地:〒466-8560 名古屋市昭和区鶴舞町65番地
  • アクセス情報:JR中央本線・鶴舞駅(名大病院口側)下車 徒歩3分
  • 診療時間:月曜~金曜:09:00~17:00
  • 初診受付:月曜~金曜:08:30~11:00
  • 休診日:土・日曜日、祝日、振替休日、年末年始12/29〜1/3
  • 電話番号:052-741-2111
  • 公式ページURL:s://www.med.nagoya-u.ac.jp/hospital/
  • 問い合わせメールアドレス:なし
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