がん細胞の働きを阻止する力を持つサメ軟骨の、特徴や効果を知ろう。
サメ軟骨は、現在サプリメントとして多く出回っていて、健康食品として有名です。簡単に説明すると、フカヒレなど鮫の軟らかい骨のことです。
魚の中でも生命力が高いとされているサメは、がんを発症しないとされていました。そこでがんの予防にサメ軟骨が注目され、研究が進められてきたのです。現在は、サメもがんを発症する事実が判明されましたが、サメ軟骨が持つ栄養に何ら変わりはありません。
サメ軟骨には有効成分のコンドロイチンが、とても豊富に含まれています。コンドロイチンはムコ多糖類の一種です。そしてこの成分こそが、がんに有効だと言われているのです。また、サメ軟骨はがんのみならず、多くの場面で役に立ちます。骨粗しょう症を抑えたり、関節痛をやわらげたりと、摂取することで体を健康的に保っていけるのです。
現在、サメ軟骨を摂取する方のほとんどが、サプリメントで服用しています。多くの種類が販売されているので、どなたでも簡単に入手ができ、日常的に服用が可能です。がん予防、そして再発防止と転移防止に、サメ軟骨の栄養素に効果があるとされています。
配合されているコンドロイチンが、がん細胞の血管新生を阻止。その働きにより、がん細胞は新たに血管を作りだせなくなります。がんの進行や転移には、血管が関係しているので、血管新生阻止の効果は非常に強い治療の味方。サメ軟骨のがんにもたらす最大の効果は、がんの進行を阻止することだと言えます。
免疫細胞の力を高める効果もあるので、病気になりにくい体をつくることが可能。また、骨粗しょう症の予防ができるほどに、骨に栄養を与えてくれます。もちろん、サメ軟骨の力はそれだけではありません。ビタミンAを作り出し、ビタミンCの働きを助け、そしてコラーゲンの生成をおこないます。これにより、関節痛や神経痛といった症状が緩和し、健康的な体を作り上げてくれるのです。
コラーゲンには、肌を健康に保ち美しくしてくれる効果もあり、サメ軟骨を定期的に摂取できれば、がん治療の効果とプラスアルファで、免疫力増幅や美肌など、多くの効果が得られるのです。
進行がんの患者60人を対象とし、臨床試験が行われた結果、大腸がんや肺がんといった症例のなかから、評価可能な症例50例中10例に、12週間以上の病状安定が認められました。
腎細胞がん患者22名を対象とし、サメ軟骨を60ml/日投与したグループと240ml/日投与したグループで生存率を比較した結果、240ml/日投与したグループの方が生存期間の延長が認められる研究結果が報告されました。同時に論文内で、「サメ軟骨の高用量(240ml/日)内服は腎細胞がん患者において、生存予後に利益をもたらす可能性がある」と結論づけられています。[注1]
本わさびに含まれる「ワサビスルフィニル」。ワサビスルフィニルの正式名称は「6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート(6-MSITC)」で、芥子油の一つです。品種や産地によって多少の違いはありますが、その多くが本わさびの根茎に含まれています。
しかし、含有量が極めて少ないため、大変貴重。公益財団法人がん研究会が協力した、ヒト培養がん細胞パネルを用いたスクリーニング評価では、増殖抑制活性が明らかになりました。
スクリーニング評価とは、ある集団から特定の個人や集団を選別した、ふるい分けの評価をいいます。その評価では、乳がんや胃がん、メラノーマなどヒトのがん細胞から樹立された39系のヒトがん細胞のうち、乳がん細胞とメラノーマ細胞に対してワサビスルフィニルが特に強力な増殖抑制活性を示しています。[注2]
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