宮崎大学医学部附属病院のがん治療情報

宮崎大学医学部附属病院公式HP
*画像引用元:宮崎大学医学部附属病院公式HP
http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/hospital/

宮崎県宮崎市にある「宮崎大学医学部附属病院」は、宮崎県の医療の中核を担う病院です。宮崎県内で唯一、特定機能病院、都道府県がん診療連携拠点病院、総合周産期母子医療センター、肝疾患診療連携拠点病院に指定されています。

最新の医療機器と優秀な医療スタッフを揃え、地域の医療機関からの紹介患者さんを中心に、2次医療及び3次医療に取り組んでいます。

宮崎大学医学部附属病院の理念と患者さんへの診療方針

「診療、教育、研究を通して社会に貢献する」ことを理念とし、患者さんを医療チームの一員とする良質な医療の実践、地域の要望に応える医療連携の推進、先端医療の開発と提供、人間性豊かな医療人の育成、チームワークのとれた職場環境の整備に取り組んでいます。

また、患者さん中心の診療を基本とし、良質な医療を公平に受ける権利、診療内容などについて十分な情報と説明を受けた上で治療の選択ができる権利、セカンドオピニオンを求める権利、プライバシーが守られる権利、人間としての尊厳が守られる権利など、患者さんの権利を重視しています。

がん診療を行う科・部門の案内

ここでは、泌尿器腫瘍学の分野でその活躍が注目される医師が在籍中の「泌尿器科」について、がん治療の情報を紹介します。

泌尿器科の特徴

泌尿器科は、前立腺がん・膀胱がん・腎がん・精巣がん・前立腺肥大症といった泌尿器領域の疾患を対象に治療を行う診療科です。宮崎大学医学部附属病院の泌尿器科は、比較的患者さんへの負担とリスクが少ない治療・手術方式を基本とし、患者さん1人ひとりに最適かつ最良な医療の提供を目指して診療を行っています。

前立腺がんの5年生存率の高さ、腹腔鏡下手術の安定した実績など、高い治療成績を残している点が特徴で、技術力・実績ともに信頼度のある診療科です。

泌尿器科の診療概要

前立腺がん、膀胱がん、腎がんに対しては、小さな傷で術後の痛みも少ない「腹腔鏡下手術」が標準術式として行われています。前立腺がんに関しては、手術療法の他に、放射線療法やホルモン療法・抗がん剤治療なども実施。膀胱がんには、放射線治療や各種抗がん剤を用いた化学療法。腎がんに対しても、放射線療法・免疫療法など、様々な治療法を選択肢として持っています。

こうした治療法の中から、がんのタイプや進行度、個々の患者さんの状況や希望に合わせて最善と思われるものを選び、治療を行っています。

泌尿器科の実績

  • 2016年治療実績
    - 前立腺がん74例、膀胱がん48例、腎・尿路がん32例
  • 2015年治療実績
    - 前立腺がん104例、膀胱がん61例、腎・尿路がん72例
  • 2014年治療実績
    - 前立腺がん109例、膀胱がん41例、腎・尿路がん55例

がんセンターの特徴

宮崎大学医学部附属病院のがんセンターでは、5つの部門を設けて患者さんの治療対応をしています。

  • 外来化学療法部門:通院しながら投薬治療やがんに関する相談を受けられる部門です
  • がん登録部門:宮崎大学医学部附属病院にて、がん治療を受けている患者さんの治療状況や各種データを分析している部門です
  • 緩和ケアセンター:宮崎大学医学部附属病院にて入院中・外来の患者さんと、そのご家族の皆さんに対して、身体的・精神的苦痛を和らげるサポートを行う部門です
  • 相談支援部門:がん治療だけでなく、医療費など総合的な疑問や不安に関する相談を受け付けている部門です
  • 遺伝相談部門:血縁者が遺伝性の疾患(がんの遺伝)という診断を受けて、不安な方を対象にカウンセリングを実施している部門です

がん治療だけでなく精神的なケアや、ご家族へのサポートまで包括的に対応しているのが特徴的です。また、高度ながん医療を目指し、医師や看護師・薬剤師など各スタッフが連携しています。

がんセンターの診療概要

宮崎大学医学部附属病院のがんセンターには、臨床腫瘍科があります。この臨床腫瘍科では、抗がん剤や分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬などをはじめとする化学療法と、緩和ケアを進めているのが特徴です。

がんの発生部位や症状に合わせて医師が治療方法を提案・進めるので、各患者さんの状態に合った治療を受けられます。

初診と再診どちらも予約制です。初診は月曜日~木曜日、再診は月曜日~金曜日の日程で診療してくれます。

科・部門名医

賀本 敏行 (かもととしゆき) 医師

医師に関する説明

賀本 敏行 (かもととしゆき) 医師は、泌尿器腫瘍学の分野で注目される名医。前立腺がん・膀胱がん・腎がん・前立腺肥大症などを主な対象疾患とし、内視鏡・腹腔鏡手術による治療を得意としています。手術療法だけでなく、化学療法や分子標的治療などの薬物療法の経験も豊富。患者さんに応じた治療選択を心掛け、最適な医療を提供しています。

最前線の医師として治療を行い活躍する傍ら、教授として次世代の泌尿器科専門医の育成にも取り組み、多方面で泌尿器科領域の発展に貢献しています。

医師の経歴

  • 1987年:京都大学医学部 卒業、京都大学医学部附属病院 泌尿器科 研修医
  • 1988年:滋賀県立成人病センター 泌尿器科 医員
  • 1995年:京都大学大学院医学研究科 病態生物医学(第一病理学教室) 助手
  • 1997年:京都大学医学部附属病院 泌尿器科 助手
  • 2001年:京都大学大学院医学研究科 泌尿器科学 講師
  • 2003年:京都大学大学院医学研究科 泌尿器科学 助教授
  • 2007年:京都大学大学院医学研究科 泌尿器科学 准教授
  • 2009年:宮崎大学医学部外科学講座泌尿器科学 教授

宮崎大学医学部附属病院の口コミ

  • (前略)11時予約で10時半までに来てくださいと言われていたので10時過ぎにつくと駐車場は満車でした。そこから10時半に入庫できて受付に行ったのですが、初診だった為受付で10分ほど待ち、受診する科にいきました。10時45分には受診科受付にカルテを出したと思いますが、そこから診察が終わるまで1時間半くらいかかりました。薬があればもっと長かったと思われます。なんなら大学病院という大きな病院で1時間半は早い方なのかもしれませんね(^^)(後略)
  • (前略)看護師の方は、皆さん親切で、通院が長いので、既にいろんなスタッフの方々とも顔なじみになっています。大学病院ですので、かなりの患者さんと、接しているのですが、顔と名前は、しっかり覚えていて、名前で呼ばれると、なんだか嬉しくなります。なかなか呼ばれないときは、受付の方に一声かけると、あとどれくらいか教えてくれます。皆さん優しくて親切な方ばかりです。

引用元:caloo「宮崎大学医学部附属病院 の口コミ・評判」

  • 診療までの待ち時間はありましたが医師の先生は話やすく分かりやすく説明してくれてよかったです。
  • 大学病院ならではの待ち時間が長い。 診察も待たされて、会計でも待たされる。でも先生を信頼してるので仕方ないです。

引用元:EPARK「口コミ | 宮崎大学医学部附属病院」

  • (前略)コンビニやATM郵便局もあり、買い物にも困らずわりと欲しいものが病院内で手に入った。定期的に掃除するかたが毎日いたのでトイレやお風呂、洗面所もいつも清潔でした。(後略)

引用元:MEDIRE「宮崎大学医学部附属病院」

評判まとめ

宮崎大学医学部附属病院は、大学病院ということもあるため、患者さんの数が多く、駐車場が満員だったり待ち時間1時間以上だったりします。しかし、一般的な医療機関と比較して、待ち時間に大きな差はありません。

医師や看護師の対応は丁寧で優しく、大変分かりやすい説明といった点も評価されています。また、顔と名前を覚えてもらっていて嬉しいといった評判もあり、患者さんを大切にしていることが分かるでしょう。

院内にはATM郵便局やコンビニなどの設備もあるため、入院している方やご家族も利用しやすい環境です。

病院情報

  • 病院・クリニック名:宮崎大学医学部附属病院
  • 所在地:〒889-1692 宮崎県宮崎市清武町木原5200
  • アクセス情報:JR日豊本線「清武」駅からバス(「大学病院・宮崎大学」行)で約7分
  • 診療時間:月曜~金曜:09:00~17:00
    (休診日:土曜・日曜・祝日・年末年始12月29日~1月3日)
  • 電話番号:0985-85-1510(代表)
  • 公式ページURL:://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/hospital/
  • 問い合わせメールアドレス:medsomu@med.miyazaki-u.ac.jp
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