このページでは、がんにかかった時に感じる不安や疑問、心配な点などをQ&Aで解説していきます。
がんは、日本人の2人に1人が罹患すると言われているほど一般的な病気。しかし、自分や家族がかかったら…なかなか心構えができていないのも現実です。
『転移や再発はあるのか?』、『症状や痛みは?』など、本人の不安は尽きませんし、家族や友人にとっては『どう支えていったら良いのか?』という大きな課題があります。さらに、『治療費がどの程度かかるのか?』といった現実的な問題も待ち受けていますね。
そこで、がんに関する不安ごとを、“転移や再発に関すること”、“症状や痛みに関すること”、“治療や費用に関すること”の3つに分け、それぞれの疑問を解説していきたいと思います。
がんと診断されたら、不安や心配が大きくなってしまうのは仕方のないこと。しかし、そんな疑問や不安をできるだけ解消して、前向きに治療へ取り組むことが病気と闘う第一歩です。
まずは、自分が不安に思っていること、疑問点などをしっかりと洗い出すことから始めていきましょう。
がんは治療を行ってすぐに完治する病気ではありません。内蔵・体内のがんをすべて摘出して、治癒と判断された場合でも、微小のがん細胞が残っていた場合、別の器官に転移し再発するリスクがあります。こうしたがんの性質を理解し、転移や再発を防ぐほか早期発見のために治療後の診査継続や対策など注意が必要です。
がんと診断された場合、患者にとって最も心配なのはその症状の重さや痛み。原発のがんだけでなく、再発した時のがんが持つ悪性度や痛みなどを事前に理解し、これから考えられるがんの危険性に備えるとよいでしょう。また、抗がん剤を使用した際の副作用・症状や、痛みを緩和するケアの種類、がんにかかった際に知っておきたい心のケアについて紹介しています。
どの病気でも気になるのは治療にかかる費用。特にがんは日本を代表する病で、転移や再発によって治療期間が長くなるケースがほとんどです。また、患部によっては先進医療や高度な治療機器、効果の高い抗がん剤が必要になる可能性も。確実な治療を考えている場合は、先進医療の内容を押さえておくと安心です。治療内容に即した保険適用の範囲、自己負担の費用目安を理解しておき、がん治療に備えましょう。
がんと診断され、治療内容も説明されたけれど納得がいかず不安を抱えている場合、別の医師に診断してもらいセカンドオピニオンを受けるのが、がん治療と向き合う選択肢の1つです。しかし、セカンドオピニオンはただ受ければよいものではありません。ここではセカンドオピニオンを受ける上で意識してほしい点をまとめています。同じ病気でも、医師によって全く違う意見を聞くことができるので、複数の診断結果から自分にとって納得できる治療法を検討し、自己決定することが大切です。
がんは再発しやすい性質と治療期間の長さから、患者とその家族だけでなく、信頼できる主治医とも連携して向き合うのが重要。主治医がいることで、個人の体調・症状に合わせた判断がしやすくなり、がんを抱えた生活に関する不安、疑問などを解消する手立てができるでしょう。主治医を見つける際の注意点を紹介し、主治医の必要性をまとめています。
家族ががんにかかってしまった場合、何よりの支えは病気に対する理解と適切なサポートといえるのではないでしょうか。あなたの大切な家族ががんにかかったら、まずがんや家族の不安をきちんと理解し、共に向き合うことが大事です。
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