*画像引用元:順天堂大学医学部附属順天堂医院公式HP
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/
東京都文京区にある「順天堂大学医学部附属順天堂医院」は、1838年(天保9年)以来約180年続く歴史と伝統ある医療機関です。
日本で初めて、「JCI」という国際基準の医療施設評価機関から医療の質と患者の安全を担保した医療施設として認証を取得。「患者さん1人ひとりに、安全で根拠に基づく良質かつ高度な医療を提供する」というモットー通り、良質かつ高度な医療を提供しているのが特徴です。
順天堂大学医学部附属順天堂医院は、人々の生命を尊重して人間としての尊厳及び権利を守ること、そして、創造的な改革を進め、医療人の育成及び最善の医療提供を目指すことを理念として掲げています。
そのため、患者さんとの信頼関係を重視し、患者さんを尊重した医療の提供を基本方針としています。
良質で安全な医療を平等に提供する、1人ひとりの人格や価値観などを尊重した医療を提供する、十分な説明と情報提供を行った上で治療方法などを患者さんの意思で選択してもらう、診療の過程で得た個人情報を守る。こうした診療方針に沿って医療を行っています。
順天堂大学医学部附属順天堂医院のがん治療センターは、体のさまざまな場所のがん治療に精通した医師と治療法を集約し、患者さんにとって納得のできる治療法を提案していくことを目的とした施設です。外科治療、放射線療法はもちろん、化学療法にも力を入れています。
がんの治療だけでなく、がんに関する知識を深めてもらうための活動を行っている点もがん治療センターの特徴といえるでしょう。患者さん同士が悩みを相談し合えるサロンをはじめ、患者さんと家族に向けたプログラムも開催。近隣住民に向けた、がん治療に関する講座も開催しています。
センターでは緩和ケアにも注力しており、がんに関する相談を受け付けるがん相談支援センターも開設しています。相談に応じてくれるのは心理士や医学物理士、薬剤師、看護師などで、相談のジャンルに合ったスタッフが相談に応じてくれます。
順天堂大学医学部附属順天堂医院は、がん治療に関しても高度な医療技術を有しています。特に「呼吸器外科」には肺がん治療のスペシャリストが在籍。適切な診断と治療の方針を提示してくれます。
肺がんに対する外科治療をはじめ、縦隔腫瘍に対する外科治療、胸膜中皮腫に対する外科治療、気胸などの呼吸器疾患に対する外科治療を得意分野とした診療科です。通常の患者に加え、狭心症や糖尿病をもつ患者や高齢な患者などハイリスクな患者にまで手術が提供できる世界的にも珍しい施設として知られています。
また、治療だけでなく研究にも力を入れており、新しい肺がんの治療法や縦隔腫瘍の治療法を世界の学会で報告するなど、学術的にも高いレベルを誇ります。
患者さんを尊重した治療とハイレベルな研究とを両立させた呼吸器外科は数少なく、まさに日本を代表する最先端の呼吸器外科と言えるでしょう。
高度医療、先進医療を提供する病院として厚生労働省に認定された「特定機能病院」のため、原則は他の医療機関からの紹介状が必要となります。
こちらの呼吸器外科は、がんの悪性度に応じた治療方法の提示に限らず、患者さん1人ひとりの社会的、経済的な背景まで考慮に入れた治療方針の提供を行っています。そのため、形式的な治療ではなく、より患者さんの状況に合わせた治療を行うことができます。
患者さんの治療と並行して、悪性腫瘍(固形がん)の診断、治療法の開発研究を行っています。治療は薬物療法がメイン。治療法を研究するうえで目指しているのは、効果を最大限にしつつ、副作用を最小限に抑えた治療です。
治療法を研究するにあたって腫瘍内科が意識しているのは、分子メカニズムのレベルからすべてのがんを見つめ直すこと。
現在、薬物療法で一般的に使用されている薬剤をはじめ、分子標的薬剤や免疫チェックポイント阻害薬などさまざまな治療薬が開発されています。これからも開発されることが予想される新薬・治療法を通して、がん治療のための新たな戦略に結びつけるためにも効果や副作用などを研究。新たながん治療戦略に結びつけるための活動を行っています。
腫瘍内科で治療を受けるには、紹介状(診断情報提供書)が必須です。前回受診した日から6ヶ月以上経過している患者さんも同様に紹介状が必須となります。担当している医師は2名。薬物療法をメインに進めていくため、がん薬物療法専門医の資格を持っている医師が中心となって診療にあたっています。診療を行っているのは主に月曜と水曜です。
悪性腫瘍(固形がん)はさまざまな知識を集約したうえで治療方針を考えていく必要があるため、ほかの診療科と連携を取りながら診療を行っています。
鈴木 健司 (すずきけんじ)医師は、呼吸器外科の教授を務め、年間200例以上の肺がん手術を行うスペシャリストです。肺がんをメスで切除する手術を得意とし、標準的な切除範囲よりも小さい範囲で切除を行う「縮小手術」と呼ばれる難易度の高い手術を成功させるエキスパートとして知られています。その実績・経験も豊富で、個人累積症例数は2,600例(肺がん切除例は1,800例)を超えるほど。
また、患者さんの身体の負担を少なくするために手術・放射線治療・化学療法を組み合わせた幅広い治療を行う、患者さんの社会的・経済的な事情を加味して治療方針を提示する、といった「患者ファースト」の治療方針も広く知られています。
「胸に影がある」と言われたら、真っ先に頼りたい医師です。
- いつも二ヶ月に一度通院しているが、大きな病院ということもあり、安心感はあるが、いつ行っても混んでいる。かなり待つ。
- 専門医がいるので安心したが、混んでて座る場所もないほどだったのが残念
- 予約だったが、30分程度は待った。支払は15分程度待ちだったが、薬が2時間待ちだったので、当日受け取りは諦めて、お金はかかるが宅急便で送った。そちらの方が待たなくていい。
- どの先生も丁寧な方が多いと思います。設備もしっかりしていると思います。ただ、待ち時間がかなり長いです。予約した診察時間よりは待ちます。とくに薬待ちはいつも長いです。
- 大きな病院で、検査科や診察室がどこかわかりにくかったですが、近くにいたスタッフの方に声をかけたら、途中まで案内していただけたので安心しました。
- (前略)正直、事務員さんは様々な方がいますが看護師の教育も素晴らしく嫌な看護師さんに出会ったことがありません。
- 待ち時間が長いですが、医師は頼りになります。待合室はキッズスペースがあり、テレビにはアニメが放送されていました。
患者さんの口コミには「予約しても待ち時間がかかる」といったように、待ち時間に関する口コミが多くみられました。
規模の大きな病院とあって、来院する患者さんも多いようです。がん治療の研究を行っているセンターもあることから、常に患者さんが絶えないのでしょう。
ですがスタッフの対応に安心感を覚えるという声もあるので、院内の雰囲気は良い方だといえるでしょう。待ち時間の対策のためにテレビを設置する、薬を宅急便で届けるといった配慮もされています。
来院する患者さんが多くなってもないがしろにしない、丁寧な対応をとってくれる病院といえるのではないでしょうか。
おすすめのページ
RECOMMEND転移は原発がんから離れた場所に起こることもあります。早期発見のカギは?
がん治療の効果を高め、転移や再発予防も期待される今注目の最新成分とは?
痛みを緩和するには?費用はいくら?保険は適用?などの疑問に答えます。