*画像引用元:東京大学医学部附属病院公式HP
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/
東京都文京区にある「東京大学医学部附属病院」は、1858年までその起源を遡る歴史と伝統のある病院です。年間約71万人の外来患者さんと約38万人の入院患者さんの診療を行うため、1,217の病床を持ち、約4千人の精鋭のスタッフが最先端の医療機器を用いて診療を行っています。
また、厚生労働省より、国際水準の臨床研究等の中心的役割を担う国内の中核病院として、「臨床研究中核病院」に指定されています。
「臨床医学の発展と医療人の育成に努め、個々の患者に最適な医療を提供する」。この理念を実現するために、職員が全員一丸となって日々の職務に努めています。
また、患者さん1人ひとりにさらなる最適な医療を提供するため、患者さんの意思を尊重する医療の実践・安全な医療の提供・高度先進医療の開発・優れた医療人の育成、という4つの目標に基づき、医療の発展に貢献。病院・教育機関として進化を続けつつも、職員一同が安全・安心・思いやりを基本の方針として忘れずに心掛け、「患者さんに頼られる病院である」ことを目指しています。
ここでは、世界的にも有名な胃がん・食道がん治療の専門家が在籍する「胃・食道外科」について、がん治療の情報を紹介します。
胃・食道外科では、胃がん・食道がんの治療を中心に診療を行なっており、早期・進行・高度進行といった病期と症例に合わせて最適な治療を行っています。また、消化管GIST、消化性潰瘍、食道炎などの良性疾患の診療も行なっています。各学会の専門医の資格を持つ医師がチームリーダーとなり、研修医を含めて3~4名でチーム医療を実践。手術前から術後まで一貫して診療にあたります。診療科長や副診療科長など経験豊富な医師が手術や治療方針の指導・責任者として関わるのも特徴です。
内視鏡検査・消化管造影検査・CT検査・超音波検査・超音波内視鏡検査などを十分に行ない、カンファレンスにて治療方針を検討します。ケースによっては、「上部消化管キャンサーボード」と呼ばれる、消化器内科・放射線科等との合同カンファレンスも実施。患者さんの生活の質と意思を尊重した集学的で高度な治療を提供しています。
手術に関しては、腹腔鏡補助下手術・縮小手術・定型的手術・拡大手術を行なっています。体に負担の少ない手術を目指しており、鏡視下手術だけでなく「食道がんのロボット支援下手術」も臨床研究として実践しています。
瀬戸 泰之 (せとやすゆき) 医師は、日本だけでなく世界的にも胃がん・食道がん治療の専門家として知られる名医です。対象臓器である上部消化管に対する年間手術数は100例を超え、外科手術における高い技術と豊富な経験を有しています。また、がんの再発を抑える目的で、人が本来持っている免疫力をさらに強化させてがんを抑える「免疫細胞治療」にも積極的に取り組んでいます。
その一方で、緩和ケアや患者さんの生活の質の維持といった、手術以外の面においてもチーム医療を実践し、良好な治療実績を誇ります。「主役はあくまで患者さん」という考えのもと、常にがん治療の最前線で戦い続けるスペシャリストであります。
放射線科は、放射線診断部門・核医学部門・放射線治療部門で構成されている診療科です。放射線診断部門では、画像検査、画像診断を実施。カテーテルを用いて、さまざまな腫瘍や血管病変の治療をしています。核医学部門では、放射性医薬品を投与して、病気の検出・診断を行います。体の断面を見る検査を受けることも可能。放射線治療部門では、体に負担が少ない放射線治療を行っています。進行度によっては放射線のみで治療することが可能です。
放射線診断部門・核医学部門は、画像検査を必要とする全身の病気が対象となります。各診療科との連携のもと診療を実施。画像検査では、患者さんの病気に合わせた的確で精度の高い検査を心がけているそうです。核医学部門は悪性腫瘍の診断、認知症の診断などに力を入れています。
あらゆる血液疾患の診療を行っている血液・腫瘍内科。白血病、悪性リンパ腫などの難病には、骨髄造血幹細胞移植を行い、治癒を目指します。さらに、移植免疫や腫瘍免疫を利用した高度先進医療の選択も可能です。
貧血や造血障害から、白血病、悪性リンパ腫をはじめとする腫瘍性疾患まで、症状の軽度・重度を問わず血液に関するすべての疾患を受け入れている血液・腫瘍内科。IGH-MRD検査、放射免疫療法、同種造血幹細胞移植、臍帯血移植などの先進・特殊医療を提供しています。
東京大学医学部附属病院の血液腫瘍内科の得意分野は、悪性腫瘍を対象とした化学療法・移植医療など。悪性腫瘍以外の疾患(慢性骨髄性白血病など)においても、新しいの治療法を意欲的に導入しています。血液疾患においても先進的方法を取り入れ、治療時に起こりやすい感染症のトラブルを防ぐ取り組みをしているそうです。合併症に対する支持療法をふくめ、きめ細かい全人的医療を行っています。
- (前略)受診できる曜日や時間に限りがあるようですが、大規模な総合病院にしては待たずに、割と時間通りに診察をしてもらえます。血液検査は専用の検査部があり、大勢の患者さんが流れるように採血され、必要であれば栄養指導なども受けられます。大学病院ならではのフォローが受けられるのは、良いと思います。ただ、時間帯によりますが、会計にかなりの時間がかかるので30分〜1時間はみておいた方がよいかも。
- (前略)待ち時間も長く、大学病院だからしかたがないかな、と近くのカフェで時間がくるまで待っていました。 担当した医師はとても丁寧に説明をしてくださり、診察と内診のさいも、優しく声かけしてくれ、緊張がほぐれました。(後略)
- (前略)大学病院ということで特別な研究をしているところで、患者さんたちも特別な難病の方ばかりのような気がしていましたが、初診で受診している人もそれなりにいました。先生はじめスタッフの方々もテキパキと良い対応でした。
- 以前に子宮頚がん検査で引っかかり(クラスⅢb)、紹介状を持ってこちらにかかりました。以来5年近くこちらに子宮頚がんの検査で定期的に通っています。大学病院ということでとても安心感があります。担当の先生はおらず、毎回違う先生が診てくれますが、きちんとカルテで状態の確認していただいているので問題ありません。大学病院ということもあり、予約がなかなか取れないのか予約を失念して再度予約を取ろうとすると三ヶ月後…ということもありました。会計はカードが使用できて便利です。
- 東大と聞くと、堅苦しい頭カチカチの医師がいそうなイメージしか持っていませんでした。ところが実際は、フレンドリーな医師が多く、病気に対しての説明もきっちりしてくれるし、悩み事にも耳を傾けてくれる、優しい方がほとんどです。病院ロビーには、案内係の方々が沢山いて、迷ってキョロキョロしているとすぐ、声をかけてきてくれるので、安心して通院できています。いつも午前9:00とか10:00に行くのですが、診察まではそんなにまたされず予約時間通り、遅れても15分くらい。診察が終わったあとがかなり混んでいて、会計待ちで1時間~1時間半とか、薬の処方があるとさらにプラス1時間。午前中は病院でつぶれてしまいます。待ち時間を減らしたいので、薬は院外処方をお願いしています。院外処方は、診察室で医師に直接お願いしないと、あとからの変更は面倒なので気を付けた方が良いです。
東京大学医学部附属病院は総合病院ですが、待ち時間が少なめだと評判。予約の時間から大きくずれることなく診察してもらえるでしょう。血液検査は専用の場所で行われ、専門のスタッフが順番に採血していきます。会計に時間がかかることもあるので、時間に余裕を持って行ったほうが良いかもしれません。院内にはカフェがあり、待ち時間を有意義に過ごせそうです。
大学病院は新しい設備や技術が揃っているのが嬉しいポイント。先生は親しみやすい方が多いそうなので、なんでも質問しやすい雰囲気だと予測されます。ロビーには、案内係の方が大勢いて、困ったときはすぐに声をかけてきてくれるそうです。
がん治療では、患者さんに適した治療を提案している東京大学医学部附属病院。薬物治療をなるべく安心して受けられるように、安全管理の委員会も設置しています。専門薬剤師、専門看護師などが在籍している外来化学療法センターでは、化学療法によるがん治療を続けながら、普段通りの生活をおくるサポートを受けられます。
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