静岡県立静岡がんセンターのがん治療情報

静岡県立静岡がんセンター公式HP
*画像引用元:静岡県立静岡がんセンター公式HP
https://www.scchr.jp/index.html

静岡県駿東郡にある「静岡県立静岡がんセンター」は、静岡県のがん対策の中核を担う、高度がん専門医療機関。質の高い医療が認められ、2013年には特定機能病院として認定されています。

高いがん治療技術を誇り、患者さんやご家族からの「がんに関する疑問や不安、悩み」に対応するための相談施設、患者さんのための図書館・サロンも併設されており、がん治療からライフサポートまで環境が整っています。

静岡県立静岡がんセンターの理念と患者さんへの診療方針

「基本理念として「患者さん視点の重視」を掲げ、「がんを上手に治す」、「患者さんと家族を徹底支援する」、「職員が成長と進化を継続する」という3つの約束に基づき、患者さんとご家族への医療サービスの提供を行っています。そのため、診療方針も「患者さんの権利」が最優先です。最善の医療を受ける権利・病気の説明を受け自ら治療方法を選択する権利・担当医以外の医師の意見を求める権利・病気に立ち向かうための支援を受ける権利・プライバシーが保護される権利を重視しており、患者さんとご家族に寄り添う診療方針を定めています。

がん診療を行う科・部門の案内

ここでは、早期胃がんや食道表在がんのESD治療における名医が部長を務める「内視鏡科」について、がん治療の情報を紹介します。

内視鏡科の特徴

内視鏡科は、内視鏡による数多くのがんの診断と治療の実績を誇るのが特徴です。特に「胃がんの内視鏡切除件数」は国内で常にトップ3に入るほど。食道や大腸の内視鏡切除、胆膵内視鏡に関しても国内有数の症例数を誇ります。

そのため、豊富な経験に基づいた適切な診断と治療方針の決定を可能とし、安全かつ確実な内視鏡治療で優れた治療成績を積み重ねており「信頼度の高い診療科」と言えます。

また、積極的に臨床試験にも取り組み、国内の他施設と共同で臨床試験を行うなど、新しい診断・治療方法の研究にも力を入れています。

内視鏡科の診療概要

内視鏡科では、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・胆道・膵臓の腫瘍内視鏡的診断及び治療を行っています。特に、早期の胃がんや食道表在がんに対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)という、通常よりも大きな腫瘍のがん部分を切開できる治療法に関しては、国内トップクラスの技術と実績を誇ります。がんのタイプと進行度によっては、外科手術と比べて患者さんの身体への負担が少ない上に根治を目指せる治療が可能。身体への負担が少ない治療を求める患者さんに最適な治療の提供ができます。

内視鏡科の実績

  • 年間症例数
    - 胃がんESD470例
    - 食道がんESD120例
    - 大腸腫瘍ESD140例

原発不明科の特徴

がんで転移巣のみが見つかった場合、病理組織学的検査でがんの診断がついても、原発巣がわからないことがあります。

一般的ながん治療では原発巣に合った治療を行いますが、原発巣がわからない場合は「原発不明がん」と呼び、原発不明科にて治療を行っています。治療は主に抗がん剤を用いた方法であり、必要に応じて手術を行うこともあります。

原発不明科の診療概要

原発不明科が対象とする疾患は「転移巣のみが見つかり原発巣が不明ながん」や「原発巣がわからないがん(悪性リンパ腫等を含む)」。病理検査と画像診断によって原発巣の検索・推定を行ったのち、抗がん剤などの薬物による内科的治療あるいは手術などの外科的治療で改善を目指します。

放射線・陽子線治療センターの特徴

外部放射線治療装置(リニアック)、陽子線治療装置、密封小線源治療装置を用いてがん治療にあたるのが、放射線・陽子線治療センター。

2015年11月には高精度治療装置が稼働し、「患者さんの視点の重視」という基本理念のもと、より正確で安全な放射線治療の提供を目指しています。

また、放射線療法認定看護師を育成する講座も開講しており、全国の看護師を対象にがんの放射線治療における高度な知識の教育に努めているのも特徴です。

放射線・陽子線治療センターの診療概要

体の外側から病巣に対して強い放射線(X線、電子線)を照射して治療する「リニアック」4台を用いた外部放射線治療、陽子線治療などが可能です。全身の領域の悪性腫瘍を対象に、早期がんや進行がんの根治治療から緩和治療までを行っています。

治療では、関連するすべての診療科医師と密に連携をとり、診療放射線技師や看護師、医学物理士などの多職種チームで対応しています。

科・部門名医

小野 裕之 (おのひろゆき) 医師

医師に関する説明

小野 裕之 (おのひろゆき) 医師は、静岡県立静岡がんセンターの副院長であり、早期胃がんや食道表在がんのESDの第一人者として知られるスペシャリスト。ESDに不可欠だが扱うのが難しいITナイフを自在に操る凄腕ドクターとしても有名です。

早期胃がんや食道表在がんのESDでは3,000例を超える執刀数を誇り、国内だけでなく世界中で見てもトップクラスの実績を持っています。非常に高度な技術が求められるESDにおいて豊富な実績と経験を持つため、お腹を切らずに胃がんを治したい患者さんから常に必要とされています。

また、同院の副院長兼内視鏡科の部長として医療人の育成や研究にも力を入れており、さらなる医療の発展・貢献が期待されている医師の1人です。

医師の経歴

  • 1962年:北海道生まれ
  • 1987年:札幌医科大学医学部卒業、同大附属病院第四内科に入局
  • 1991年:国立がんセンター中央病院研修医、レジデントおよびチーフレジデントを経て、97年より同病院内視鏡部医員
  • 2002年:静岡県立静岡がんセンター内視鏡科部長
  • 2012年:同センター副院長兼内視鏡科部長

静岡県立静岡がんセンターの口コミ

  • 医師はがんと告知した上で、わかっていることをすべて患者に情報提供し、患者の意思決定に基づいて、提供できるもの(ハード面、ソフト面)を最大限、患者に提供して、患者中心の医療を提供しています。
    また、静岡がんセンターでのIC(インフォームドコンセント)後に、他院へセカンドオピニオンに行くことも快く応じていて、患者が納得して治療を受ける体制ができています。

引用元:QLife「静岡県立静岡がんセンター(静岡県駿東郡長泉町)の医師・看護師・薬剤師口コミ・評判」

  • 治療方法を詳しく説明してくれて、一緒にがんばっていこうという姿勢が感じられます。
    抗がん剤にも詳しく治療費の相談もソーシャルワーカーさんに相談でき、トータル的に安心できる病院作りができています。
    設備も整っており、ホテルのようなきれいさでトイレも充実していて、気持ちがいい病院だと思います。
    スタッフも充実していてよいと思います。

引用元:QLife「静岡県立静岡がんセンター(静岡県駿東郡長泉町)の医師・看護師・薬剤師口コミ・評判」

  • プライバシーにとても良く配慮しており、外来受診でも番号で呼ばれます。
    呼ばれるまでの待ち時間にはカフェですごしたり、図書室で本を読んで過ごせます。
    また、図書室では、がん治療の本はもちろん、様々なジャンルの本や漫画などもあり、レンタルすることも可能です。(後略)

引用元:QLife「静岡県立静岡がんセンター(静岡県駿東郡長泉町)の医師・看護師・薬剤師口コミ・評判」

  • 施設全体が明るくきれいで、総合受付や各診療科の受付係が親切だと思いました。
    外来の看護師さんも丁寧な説明で、親切な印象を持ちました。
    医師もがん患者を責任もって治療にあたり、前向きで、何かあったときにも電話すれば適切な回答をしてくれて、とにかく安心して治療できる病院であると思います。
    入院中も食事が工夫されたり、図書室で病気について調べたりでき、テレビ画面で自分の検査データや治療方針などを見ることもできていいと思いました。
    闘病するにあたり、まず大切なのが、医師との信頼関係です。
    その点からも、がんセンターはさまざまなバックアップが充実していて素晴らしいと思います。

引用元:QLife「静岡県立静岡がんセンター(静岡県駿東郡長泉町)の医師・看護師・薬剤師口コミ・評判」

  • (前略)施設はホテルかのようにとても綺麗で、緑も豊か、居心地が良い空間となっています。
    病棟は2人部屋もしくは個室です。
    食事は美味しく、何種類かあるメニューから、食べたいものを選ぶことができます。
    身体の状態によりますが、温泉施設かのような大浴場を利用することもできます。
    看護婦さんも優しく入院生活はとても快適でした。(後略)

引用元:Caloo「静岡県立静岡がんセンター の口コミ・評判」

評判まとめ

静岡県立静岡がんセンターの口コミでは、「医師の説明や対応が信頼できる」「看護師・受付スタッフが親切」といった声が多く見られました。また「施設全体が明るくきれい」「図書室があるので便利」「入院中の食事がおいしかった」など、設備・環境面でも満足している人が多いようです。

さらに、治療費への不安について「ソーシャルワーカーさんに相談できた」との声もあり、安心して治療にあたれる工夫や気遣いのある体制が評価されています。

病院情報

  • 病院・クリニック名:静岡県立静岡がんセンター
  • 所在地:〒411-8777 静岡県駿東郡長泉町下長窪1007
  • アクセス情報:JR御殿場線「長泉なめり」駅からタクシーで約5分(バスの場合は約10分)
    JR東海道線「三島」駅からタクシーで約15分(バスの場合は約20~30分)
  • 診療時間:月曜~金曜:08:30~14:00
    (休診日:土曜・日曜・祝日・年末年始12月29日~1月3日)
  • 電話番号:055-989-5222(代表)
  • 公式ページURL:s://www.scchr.jp/index.html
  • 問い合わせメールアドレス:なし
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